サン・フレアアカデミー

「TQE」合格者インタビュー

第94回 医学・薬学(英文和訳)

櫻井さん

1.自己紹介をお願いします

第94回TQE「医学・薬学」英文和訳を受検し、24回目の挑戦でようやく合格しました、櫻井と申します。現在、英会話学校で事務のアルバイトをしつつ、フリーランスの翻訳者として独立することを目標に日々学習に励んでおります。

2.受検した言語の学習歴を教えてください

中学~大学の授業で英語を履修しておりましたが、正直なところ、当時はそれ程英語に興味がありませんでした。30代後半になって、任天堂DSの「英語漬け」をきっかけに、英会話学校に通い始め、TOEICを何度も受験し、最終的に40代前半でバンクーバーに語学留学するまでに至りました。現在は、Eテレの番組や海外のテレビドラマ・映画を観たり、ポッドキャストを聴いたり、アルバイト先で外国人の先生と会話をしたりするなど、楽しみながら会話を重視した学習を行っています。

3.翻訳の学習歴を教えてください

翻訳の学習は8年程前から開始しました。大学での専攻が法律であったため、最初は「契約書」の学習を始めましたが、あまりピンと来なかったため、「経済」、「IT」、次いで「医薬・薬学」の学習を行いました。「医学・薬学」は一番縁遠く、かつ難解でしたが、身近で意外と面白かったため、現在まで約6年間、「医学・薬学」の学習を継続しています。

4.何がきっかけで翻訳者を目指そうと思いましたか

英語学習を開始した当初、語学力を活かした仕事をするということを全く考えていなかったのですが、時を経るにつれて、「語学で生きて行きたい」という気落ちが芽生えました。とは言え、その時点でも翻訳者になるということは想定しておりませんでしたが、その後いろいろと調べていくうちに、「翻訳はいつまでも、どこでもできる仕事である」ことが、将来的に海外で生活したいという自身の目標に合致したため、本格的に翻訳者を目指す決意をしました。

5.TQEを受検したきっかけは何ですか

翻訳学習を行い、実務について意識し始めた頃、翻訳の実務経験や該当分野での勤務経験を条件とする求人が多いことに気付きました。TQEに合格することが、自身に「医学・薬学」分野のバックグラウンドがないという状況を打破する方法のひとつであることがわかり、TQEの受検を開始しました。

6.TQE合格のために苦労した点、悩んだ点はどういったことでしょうか

1回目の結果が62点であったため、正直なところ、あと2~3回も受検すれば合格するであろうと当時は考えておりました。しかし、現実はその後約20回似たような点数が続き、本当に挫折しかけました。また、いただいた試訳と自身の解答を比較した際に「どこが駄目なのであろう」と悩み、翻訳にブレが生じることも多々ありました。

7.苦労した点、悩んだ点はどのように解決されましたか

幸い、受検を重ねるにつれて過去問題のストックが増えたので、とにかく自身の解答を試訳に近付けられるよう、何度も過去問題をやり直しました。また、試験結果と共にいただいた「ポイントと解説」に紹介されている書籍を可能な限り購入し、繰り返し読みました。

8.合格した分野を受検するために参考にした書籍等はありますか

辞書では『医薬英和大辞典(南山堂)』を頻用しております。専門用語関連では『医学大辞典(南山堂)』『医学大辞典(医学書院)』を主力の辞書として利用しております。あとは、東京化学同人発行の『化学辞典』『生化学辞典』も手放せません。その他、講談社サイエンティフィクの「好きになる」シリーズと南江堂の「シンプル」シリーズが愛読書となっております。

9.翻訳者としてのこれからの計画を教えてください

当面は、「医薬・薬学」の和訳を行っていきたいと思いますが、並行して、英訳の学習も実施していこうと思います。将来的には、「特許」など、他の分野にもトライしてみたいとも考えております。

10.TQE合格を目指す方々にメッセージをお願いします

何度TQEを受検してもなかなか合格せず、悩んでいる方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。私自身も24回目の受検でようやく合格できましたが、今となっては結果的には良かったのではないかと考えております。なぜならば、TQE合格を目標として長期にわたり学習を継続した結果、学習で蓄積された知識や経験に基づいて、翻訳者として何とかやっていけるであろうという自信が多少なりとも得られたからです。合格インタビューには1回目の受検で合格されている方のインタビューも掲載されており、それを拝見する度に落ち込んだこともありましたが、自身の持つバックグラウンドなどは人それぞれですので、「自分自身の」目標や夢に向かって、焦らず地道に努力していただければ良いと思います。

「TQE」概要