セミナー
オンライン
セミナー
オンライン
2025年10月25日(土)10:00~12:00
8月14日(木)開催「医薬の知識を広げて翻訳スキルアップ―薬理(講義編)」セミナーとセットでお申し込みいただくと、より理解を深めることができます。本テーマの事前課題は和文英訳となります。
<セット割引のお申し込みはこちらから>
セット早割価格(2025年7月13日(日)まで):19,800円(税込)
セット割引価格(2025年7月14日(月)以降):20,900円(税込)
申込期日:2025年8月10日(日)
【サン・フレア登録制作者様へのご案内】
通常のセット割引期間は、セミナーを単体ずつお申し込みいただき、制作者割引クーポンをご利用いただく方がお得です。(早割期間はクーポンを利用しても金額は変わりません。)
薬理研究によって薬の作用メカニズムを解明することは,薬の効果を正確に理解するために重要であり,生体内で生じるかもしれない,効果以外の様々な反応の予測も可能にします。したがって,その薬理学について理解を深めることは,医薬品開発や薬物治療に関するドキュメントを作成あるいは翻訳する際に必要なスキルを高めることに直結します。
本セミナーは,今年8月14日に予定しているセミナーで解説する薬理学のトピックスに合わせて,受容体やシグナル伝達経路に関する課題を用い,その情報を正確に英訳するために必要な一般的要点と,翻訳にあたっての薬理学的知識の活かし方などを解説します。その課題は事前に提供しますので,予め読んでおいてもらえるとセミナーの内容を理解しやすくなると思います。また,その課題を英訳したものを期日までに提出していただければ,皆さんが作成された英訳文を拝見し,もし皆さんにとって英訳する際に必要な注意点などが見つかれば当日の解説に加えます。さらに,その課題の内容に関連した疑問・質問があれば,その解答用紙の空白部に書き添えてご提出ください。それらに対しても当日の解説の中で,できる限りお応えします。
なお,本セミナーだけを受講されても十分に理解していただけるよう配慮した内容になっています。
事前課題の一部を紹介:
以下の和文は,課題1が「受容体の意義および役割に関する概括」,課題2が「最近のJAK-STATシグナル経路に関する話題」,そして課題3が「アルツハイマー病におけるシグナル伝達の重要性」を述べています。日本語と英語の特徴を考慮して英語らしい文章に翻訳してください。なお,英文作成はアメリカンイングリッシュの用法に従ってください。どうしても訳せない箇所は,その理由を記載してくだされば,セミナー当日,その訳し方や要点について解説します。
■ 課題1(全776字)
受容体という概念は,薬剤の開発や臨床現場における治療方針の決定において,重要な実践的意義を持つ。
受容体は,薬物の投与量や濃度と薬理作用との定量的関係を主に決定する。受容体が薬物と結合する親和性は,薬物-受容体複合体が有意に形成されるために必要な薬物濃度を決定する。また,受容体の総数は,薬物が発揮できる最大作用の限界を定める可能性がある。
■ 課題2(全643字)
JAK-STATシグナル経路は,サイトカインを介した情報伝達の中核をなす進化的に保存された経路であり,免疫応答,造血,細胞増殖・分化に不可欠である。特に約60種類に及ぶサイトカイン(インターフェロン,インターロイキン,成長因子など)はこの経路を介して標的細胞内の遺伝子転写を制御している。
■ 課題3(全745字)
アルツハイマー病(AD)は,進行性の神経変性疾患である。
この疾患の病因において中心的な役割を果たすのが,アミロイドβ(Aβ)プラークの蓄積とタウタンパク質の神経原線維変化である。これらの異常な蓄積は,脳内の化学的神経伝達物質のバランスに影響を及ぼす。
※ 本セミナーの録画配信期間は動画公開日から2週間です。
令和7年度(2025年度)石塚善久先生セミナー 年間予定表もぜひご確認ください。着実なスキルアップには、計画的な学習が効果的です。