セミナー
オンライン
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2025年7月26日(土)14:00~17:00
原子力の利用は大きく分けて、エネルギー源としての利用と放射線の利用の2大分野があります。エネルギー利用では、原子力発電とその安全性などがあります。原子力発電は二酸化炭素を放出せず、また、ウクライナ戦争以降エネルギー安全保障の重要性が強く認識されため、近年世界的に拡大の趨勢にあります。例えば、2024年3月には、ベルギー・ブリュッセルで史上初の原子力に特化した首脳会議「原子力サミット」が37ヶ国参加のもとで開催されました。COP28で発表された「原子力3倍化宣言」(2023年12月)の署名国が、2024年11月のCOP29で新たに6ヶ国が加わり、計31ヶ国に上っています。また、安全性の高い中小型原子炉の開発が欧米を中心に精力的に進められています。我が国でも、2025年2月18日に「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定され、これまでの「原子力依存度低減」に代わり、「原子力の最大限活用」が示されています。また、「次世代革新炉の開発・設置に取り組む」として、新規建設の方針も示されています。放射線の利用では、X線やガンマ線、粒子線などの医学、工業、農業、学術などへの多彩な応用が内外で進められています。特に、我が国では、癌の診断や治療への放射線利用は世界最先端の技術や利用の実績があり、今後も拡大して行くことが期待されています。
なお、原子力に関する基礎事項と内外における原子力の利用については、有料の動画講座「翻訳者のための原子力知識」(2022年作成、約1時間)でも解説しています。必要に応じてご視聴ください。
当日のセミナーでは、上記動画講座以降の原子力に関する最新の状況、および原子力関連の翻訳環境の現状と今後について概括するとともに、TQE合格のための基本的なルール、および生成AIの一つであるChatGPTの活用法について解説します。原子力分野の最新回である第 105回 TQE で使用した試験問題を対象として、英文一つひとつを丁寧に構文解釈しながら、技術的な背景も説明することにより、 原子力分野のTQE 合格の秘訣を伝授します。
本セミナーでは、事前課題提出締切後に上記試験問題の対訳資料を解説付きでお送りしますので、講義前にポイントを確認して臨むこともできます。提出用の課題は上記試験問題からですが、提出は必須ではありませんので、講義だけを受講したい方でもストレスなく受講できます。また講義内容は1ヶ月間ウェブ上で限定配信いたしますので、後日ゆっくりと内容確認することもできます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。