セミナー
オンライン
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2025年11月14日(金)、11月15日(土)10:00~13:00
本セミナーは2日間に分けて開催いたします。
積層体の特許は、化学・機械・電気といった多岐にわたる分野で頻繁に登場します。実際、2001年以降に公開された特許のうち、〈積層体〉という用語が使用されているものは、2025年9月時点で、240,362件もあります。さらに、〈積層〉という語が使用されていなくても、実質的に積層体に関する特許も数多く存在します。
したがって、〈積層体〉や〈積層〉という語がどのように使われているかを正しく理解することは、翻訳者にとっても非常に重要なことです。特許翻訳においては、用語の選択が権利範囲に直接影響を及ぼす可能性があるため、慎重な判断が求められます。
また、あまり意識されないのですが、実は〈積重体〉や〈積重〉という語も多く使用されています。名詞に限っても、〈積層体〉、〈積重体〉、〈ラミネート〉、〈スタック〉などが用いられており、英語では、laminate と stack が使用されています。日本語と英語の間の関係は単純ではなく、日英・英日翻訳のいずれにおいても、正しい用語選択が不可欠です。さらに、動詞が絡むと、laminate や stack 以外の動詞を選択する必要も出てきます。
本セミナーでは、積層体および積層方法について詳しく解説するとともに、関連する技術や用語についても、できる限り体系的にご紹介いたします。翻訳実務に携わる方々にとって、用語選定の精度を高める一助となる内容をお届けします。