セミナー
オンライン
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2022年7月30日(土)14:00~17:00
和訳文の価値に直結しています
和訳⽂を「完成した商品」とする上で、その品質を最終的に決定づけるのは翻訳者の⽇本語⼒であると⾔われます(その認識は、今も⾼まりを⾒せています)。そして、翻訳における「⽇本語⼒」は
①構⽂⼒(⽂を正しく組み⽴てる⼒)
②表現⼒(⽂意を正確に、かつ深く伝える⼒)
③表記⼒(読みやすい⽂に仕上げる⼒)
という3本柱からなっています。今回は、3本⽬の柱である表記⼒の基礎を押さえます。
翻訳者としてずっと使っていただける内容です
今回は日本語表記の基礎をしっかり押さえたプログラムで、翻訳実務にすぐに生かせる知識とスキルを身につけていきます。また、うっかり間違えやすい表記の知識や、表記を統一するために必要な考え方など、翻訳者としてずっと使っていただける内容を伝授します。もちろん、今回も最新の表記統一表をお渡しします(2019年開催時のものを参照してください)。本セミナーは日本語の表記の基礎を体系的に学べる、日本の翻訳業界唯一のプログラムです。ぜひ、この機会をとらえてください。
※講義および事前課題で使用しますので、共同通信社発行『記者ハンドブック 第14版』を各自ご用意ください。
※セミナー風景紹介動画(表記集中編)を参照してください。また、同題で開催した前回(4時間のプログラム)の様子なので、講師のウェブサイト(2019年6月の実施報告欄)をぜひ参照してください。
<セミナーテーマ/プログラム>
1. 漢字(常用漢字/表外漢字/表内・表外音訓)
2. 事前課題の答え合わせ(解答と解説)
3. 送り仮名(本則/例外/許容)
4. 仮名遣い
5. うっかり間違えやすい表記
6. 漢数字と算用数字の使い分け
7. 異字同訓の使い分け(基礎)
8. 可読性の高め方(表記の統一に向けて)
※カリキュラムは一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
<講義内容例>
たとえば、(自身で書いたものを含めて)下記のような文を見過ごしてはいませんか?
・優しさの込もったお手紙、本当にありがとうございました。
・例えどんなことがあろうと、この約束を守り抜く。
・このタワーには、現代建築家ならではの高度な技術が散りばめられている。
上記の三つの文にはそれぞれ1カ所ずつ表記の間違いがあります。今回は日本語表記の原則をしっかりお伝えするとともに、これらのようなうっかりしやすいミスも防いで成果物(翻訳文)全体の品質向上を図れるように、バランスをとったプログラムで進めていきます。
あなたが翻訳業務で記す日本語の品質は、和訳文の価値に直結しています。ご自身の仕事の価値をさらに高めるために、奮ってご参加ください。
※本セミナーは日本語の表記の基礎を体系的に学ぶためのものなので、英語などの外国語についての解説はありません。あらかじめご了承ください。
※本セミナーでは講義および事前課題で共同通信社『記者ハンドブック 第14版』(2022年3月発行の最新版)を使用しますので各自ご用意ください。また、こちらは旧版(第13版など)ではないのでご注意ください。
※本セミナーは2016年7月30日(土)、2017年9月2日(土)、2019年6月22日(土)に4時間で開催した同題のセミナーから、「表記統一の基礎知識」などを除いた3時間のプログラムで実施します。
※9月3日(土)には、本セミナーの上級編として「日本語表記集中セミナー ~表記統一スキル拡充編~」を開催します。こちらでは本セミナーで学んだ内容に積み上げる形で、日本語のテキストに欠かせない「表記の統一」に必要なスキルを身につけます。表記がきちんと統一されると成果物の価値が一段と高まるので、あわせてのご受講をおすすめします。
【お願い】
・本セミナーでは随時、講義内容の確認として演習を行います。その際は、Zoomの機能「⼿を挙げる」を使って指名された⽅のみ発⾔をお願いいたします。
・本セミナーの進⾏を円滑に⾏うため、セミナー中はお顔を出してご参加いただけますと幸いです。